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2009年2月25日水曜日

ニチイ学館が非常勤介護職員100名を採用へ

ニチイ学館をはじめとする介護大手が、介護資格未取得の職員の採用を推進していくことになりました。

介護大手各社は、介護認定資格(ホームヘルパー2級など)を有しない職員を積極的に雇用し、介護現場の人手不足解消の有効策とする構えです。

各社とも、入社後は無資格の職員の介護資格取得を支援していくことにしています。

中でも注目すべきは、介護業界最大手のニチイ学館の採用数でしょう。ニチイ学館は、3月末にまでに、非常勤の無資格職員を約100名採用する予定です。旧コムスンから引き継いだ介護施設の入居率が高まりつつあるニチイにとって、介護職員の早期確保は急務となっていました。
ニチイ学館に入社した非常勤職員は、無資格者でも勤務可能な老人ホームなどの介護施設で実務をこなしながら、介護資格の取得を目指すことになります。

2009年2月20日金曜日

介護福祉士試験で「ふりがな」の使用を要請(外国人支援団体)

2月18日、「すみだ日本語教育支援の会」は、厚生労働省に対し、外国人介護職員が介護福祉士の国家試験を受験する上で、漢字の判読がハンディとなり、知識や技術が合格レベルに達している外国人受験者の合格を阻んでいると指摘し、試験問題に「ふりがな」をふるなどの対策を考慮するよう要請しました。

在日外国人が永住権取得後、介護施設に就職する例が年を追うごとに増加しています。

また、多くのインドネシア人介護福祉士候補者が、介護現場での実習を重ねながら、介護福祉士資格取得を目指しているといった現状もあります。

人手不足に悩む介護現場の状況を改善していくためには、外国人の労働力確保も不可欠な緊急課題なのですが、介護福祉士を志望する多くの外国人は、超えがたい日本語の壁にぶつかり、挫折するケースが多いそうです。

表意文字である漢字に短期間で習熟することは、漢字文化圏以外から来日した外国人にとってみれば、至難の業といえるかもしれません。

厚生労働省は、介護現場のおかれた現状をよく認識し、「すみだ日本語教育支援の会」の要請に真摯に耳を傾けるべきでしょう。

2009年2月16日月曜日

日本介護福祉士会が介護支援専門員現任研修会を開催

社団法人日本介護福祉士会主催による介護支援専門員現任研修会が、2月27日から3月1日の予定で開かれることになりました。

研修会には、社団法人日本介護福祉士会会員のみならず、介護技術講習主任指導者養成講習や指導者養成講習の修了者なども参加できるそうです。

介護支援専門員現任研修会の内容は、介護保険制度において中核的な役割を果たす介護支援専門員の専門職能力向上を図るものとなっています。

介護支援専門員現任研修会の開催場所その他の情報は、下記の通りです。


開催日程: 2009年2月27日(金)~3月1日(日)の3日間

開催場所: スター研修センター御茶ノ水(5階ネプチューン)
      TEL 03-5217-5577

参加定員: 60名

申込方法: 参加申込書を2月25日(水)までに日本介護福祉士会事務局宛に送る。

参加費用:社団法人日本介護福祉士会会員30,000円、一般50,000円 (資料代含む)
昼食代が1食1,200円


参加ご希望の方は、社団法人日本介護福祉士会事務局までお問い合わせください

■ 社団法人日本介護福祉士会事務局 ■
〒105-0001
東京都港区虎ノ門1-22-13 西勘虎ノ門ビル3 階
TEL 03-3507-0784 
FAX 03-3507-8810

2009年2月14日土曜日

介護用ロボットスーツ「HAL」導入の先駆けとなった下関市昭和病院

高齢者や身体障害者向けの介護用ロボットスーツ「HAL」が、いよいよ介護現場に導入されました。(2月12日)

介護用ロボットスーツ「HAL」を全国に先駆けて導入したのは、山口県下関市にある昭和病院です。

介護用ロボットスーツ「HAL」は、筋肉の動きに指令を送る脳からの電気信号を解読し、スーツを装着した高齢者などの身体の動きに連動して動作してくれます。

開発者は、筑波大大学院システム情報工学研究科の山海嘉之教授で、高齢者や身体障害者の自立支援を目的として世界初となる成果をもたらしました。

高齢者や身体障害者の下半身の動きを助けるタイプは、月額22万円のリース料で導入可能だそうです。

実際に装着した方の感想によれば、介護用ロボットスーツ「HAL」が足を持ち上げてくれるため、階段を上ったりする動作が容易になるとのこと。

下関市昭和病院では、介護用ロボットスーツ「HAL」を最大限活用し、患者さんのリハビリに対する意欲を高めたいと考えています。

現場での使用実績を積み、さらなる改良を重ねていくことで、介護用ロボットスーツ「HAL」の普及率は急速に拡大していくことでしょう。

2009年2月8日日曜日

介護福祉士養成専門学校への進学者に奨学金(島根県)

島根県内で老人福祉施設を運営している17の社会福祉法人が、介護福祉士養成専門学校に進学する高校生に対し、無利子で奨学金を貸与する制度を設けました。

介護現場では介護職の人手不足が深刻な問題になっていることから、島根県の社会福祉法人は、人材確保のための抜本的施策の一環として、合同で奨学金制度の設置に踏み切ったのです。

この奨学金制度は、介護福祉士養成専門学校への進学者に対し、180万円を上限に無利子で貸与するというものです。

奨学金制度の対象者は、島根県内の出雲市、安来市、吉賀町にある3校の専門学校の介護福祉士養成課程に進学し、2年間の養成課程を経て国家資格を取得した後は、17法人の一つに就職することになります。

貸与される奨学金は、就職予定の法人が負担することになっており、奨学金の貸与を受けた者が当該法人に5年間勤務すれば、貸与された奨学金のうちの100万円の返済は免除されるそうです。

17法人はそれぞれ、今年度の募集枠として1~3名程度の人数を設定し、合計で27名を募集することにしており、原則として来年度以降もこの奨学金制度を存続させる方向であるとのこと。

今回の島根県の社会福祉法人の試みは、高い専門性を備えた意欲的な介護職を確保するための方策として、介護業界の注目を大いに集めそうです。

2009年2月4日水曜日

外向的な高齢者は認知症になりにくいことが判明

外向的な性格を持つ高齢者は、アルツハイマー病の発症リスクが低いとことが明らかになりました。

スウェーデンのストックホルムにあるカロリンスカ研究所は、高齢者の性格とアルツハイマー病などの認知症の発症との因果関係について、長期間にわたり研究を続けてきました。

カロリンスカ研究所の研究報告によれば、行動的で大らかな性格の高齢者は、細かいことにこだわる神経質な高齢者に比べ、認知症が発現しにくいのだそうです。

カロリンスカ研究所は、認知症にかかっていない高齢者506名に対し、ライフスタイルや性格面の調査をおこない、調査開始から6年後、506名中144名に認知症の症状があることをつきとめました。

性格の特徴と認知症の発症との関係をみると、激したりすることのない穏やかな性格の持ち主は、極端に神経質な性格の方に比べ、認知症の発症リスクが50%も低いというのです。

また、性格の穏やかさに加え、社会活動に積極的に関わろうという外向性を持ち合わせている高齢者も、同様に認知症の発現率がきわめて低いことがわかりました。

アメリカ・アルツハイマー病協会の研究によれば、アルツハイマー病の場合、具体的な症状が現れるよりもかなり前から、アルツハイマー病の病理学的な兆候は始まっているのだそうです。

高齢化が進行する日本でも、認知症患者は急速に増えつつあります。
アルツハイマー病を予防するためには、アルツハイマー病を誘発する危険因子の発見が急務でしょう。

そうした意味でも、性格と認知症発症リスクとの因果関係を明らかにした今回の研究成果は、たいへん意義深いものと言えるかもしれません。