岩手県の県立一戸病院が、経済危機臨時交付金を活用し、病院内の休止フロアを介護施設に転用していくことを明らかにしました。
岩手県は、今年3月、県立病院の空きベッドを利用して介護保険施設として使う場合、最高3100万円(年額)の補助金を交付する制度を創設しました。
介護保険業務を行う二戸地区広域行政事務組合は、この度、県立一戸病院の一部を介護施設へと改修し、補助金制度を活用することに踏み切ったのです。
県立一戸病院は、平成16年度にベッド数が48減り、5階部分1フロアを休止していました。
介護施設への転用を前に、回収費用2984万円をかけて、有料老人ホームを4ベッド、介護を必要とする特定施設として7ベッド、ショートステイ用に15ベッドなどが整備されることになります。
関係者によれば、改修工事は9月から、施設の利用は12月からになるとのこと。
医師不足や、それに伴う患者不足から病院の休廃止が増え、使用されなくなった施設を再利用することは、各自治体にとって急務になってきました。施設の再利用は、無駄がなく、費用抑制効果をもたらしますから、今回の県立一戸病院の取り組みは、まさに画期的なものと言っていいでしょう。
岩手県は、一人当たりの介護サービス費用が他県に比べ格段に安いとの調査結果も出ています。
まさしく、費用節減を目指す県民意識がもたらした成果と言えるかもしれませんね。