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2008年11月17日

飼い主の高齢化とともに増え続ける「老犬ホーム」

人間社会の高齢化は、老いたペットの介護という新たな問題を生み出しているようです。

愛犬が老いて家庭で世話できなくなった場合、有料でケアしてくれる「老犬ホーム」が、全国各地に次々に誕生しています。

「老犬ホーム」に愛犬を預ける理由は、飼い主によってさまざまですが、飼い主が高齢化し老人ホームに入居せざるを得なくなったという事例が増加傾向にあるそうです。

「老犬ホーム」に預けられた老犬は、どのように介護されているのでしょうか。

たとえば、神奈川県小田原市にある老犬ホーム「アサワペット牧場」では、かつてはみかん畑だった敷地(1000平方メートル)内に、人間の60~100歳に相当する9~17歳の老犬35匹が介護されています。

月単位の預かり料は2万8千~3万7千円で、犬のサイズにより異なるそうです。

預けられている犬の2割が病を抱えていることから、内臓疾患をもつ犬には餌と共に薬を服用させたり、寝たきり状態にある犬には、床ずれ防止のために寝返りをうたせたりと、スタッフがきめ細やかなケアに当たっています。

「アサワペット牧場」は、開業以来の7年間で、北は宮城県から南は宮崎県まで、およそ100匹の老犬を預かり介護してきました。

預かっている犬が病気になった場合は、飼い主と相談した上で治療を施すかどうかを決め、犬が亡くなった場合は、近隣のお寺で火葬することになります。

女性スタッフが、おむつを付けた寝たきりの老犬に、餌をお湯でふやかしてスプーンで食べさせている光景は、老人ホームのそれと近似しています。

最近では、「老犬ホーム」の需要の拡大に着目したペットホテル業者も、この分野に進出しつつあるそうです。

飼い主の高齢化と不可分の関係にある「老犬ホーム」は、今後も高齢化社会の進行と共に増加の一途をたどることでしょう。