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2008年10月22日水曜日

学習療法の実践経験を紹介する『夢見る老人介護』が出版

介護方法に音読や計算などの学習療法を取り入れる実践過程を紹介した『夢見る老人介護』(くもん出版 1365円)が出版されました。

著者は、熊本市で介護老人保健施設などの高齢者向け施設を運営している「ピュア・サポートグループ」代表の小山敬子さんです。

1994年、小山さんは母親の後を継ぎ、グループ傘下の医療法人の事務長に就任しました。

小山さんは就任当時、介護サービスが高齢者の身の回りの世話に限られ、高齢者の自立的な活動を促進するに至っておらず、介護スタッフも高齢者の側も無気力状態に陥っていることに気づきました。

2005年、「学習療法」の有効性を知った小山さんは、この療法を介護現場に生かせるのではないかと考えました。

そこで、小山さんは、熊本市内に通所介護施設「おとなの学校」を開設し、「学習療法」の実践を開始しました。

この「学習療法」は、音読や計算の教材を使った授業を30分間おこない1時間半休憩するという方法を基本とし、要介護度に合わせて時間や内容を工夫しながら実施していきます。

具体的な効果としては、身体が動かなかった高齢者が背筋を伸ばして授業を受けるようになったり、無口だった方が歌い出だすといった傾向が上げられます。

小山さんは、「介護を受ける人が生き生きできる仕組みをつくれれば、社会が変わる」語り、本書が「学習療法」の普及につながることを期待しています。