老老介護が大きな社会問題になっている昨今ですが、そうした高齢者の厳しい現状にとって福音となる制度を実施する自治体が現れました。
東京都西多摩市日の出町が、来年度から、75歳以上の高齢者の医療費の全額負担に踏みきることを決定したのです。
日の出町の75歳以上の高齢者は1830人にのぼり、人口1万6000人のうちの1割以上を占めています。
日の出町は、この制度を実施するために必要な8500万円を、すでに来年度予算に盛り込んでいます。
厚生労働省が昨年発表した国民生活基礎調査によれば、”老老介護”世帯、すなわち65歳以上の高齢者が親や配偶者を保護する世帯の数は急増しており、自宅で家族の介護に当たる方の11.1%が、80歳以上の高齢者なのだそうです。
厚生労働省関係者も「こうした措置は日本で初めて」と驚く日の出町の試みは、老老介護の苦境にあえぐ高齢者世帯の経済的負担を軽減する画期的施策と言えるのではないでしょうか。