中国新聞の調査(10月7日公表)によれば、中国地方にある専門学校や短大などの少なくとも5校が、「介護福祉士」養成コースにおける来年度の生徒募集の停止を決定したそうです。
こうした事態を受け、人材不足にあえぐ地方の介護現場の窮状に、さらなる拍車がかかるのではないかとの懸念の声が広がっています。
調査結果によれば、来年度「介護福祉士」養成コースの募集停止を決定したのは、広島県3校、岡山県1校、島根県1校の計5校です。
5校のうち、1989年に介護福祉士科を創設した広島YMCA健康福祉専門学校(広島市中区)は、これまで1700名にのぼる介護福祉士を養成してきました。
ところが、今春、同校介護福祉士科に入学した新入生の数は、定員35人の5割を下回り、今後の生徒確保はきわめて困難であるとの結論に至ったようです。
高い専門性を要する労働に見合わない低賃金。
こうした介護現場の勤務条件を根本的に改善しない限り、若い世代が介護職を敬遠する現状が変わることはないでしょう。
厚生労働省による抜本的改善策は、まさに急務であると言わざるを得ません。