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2008年9月10日水曜日

「老老介護」がついに3割に達した高齢者世帯の深刻な現状

厚生労働省が9月9日に公表した2007年国民生活基礎調査の調査結果によって、要介護者を抱える世帯のうちで高齢者が高齢者を介護する70歳以上の「老老介護」世帯の割合が、初めて3割を超えたことが明らかになりました。

国民生活基礎調査は、1986年以来、毎年実施されてきましたが、今回の調査では、3年に1度の介護や健康に関する調査も行われ、超高齢化社会の深刻な生活実態が如実に浮かび上がりました。

2007年6月現在のデータでは、推計世帯数4803万世帯のうち、65歳以上がいる世帯は1926万世帯に達し、1986年の調査時と比較すると、ほぼ倍増した計算になります。

1926万世帯中、433万世帯は単身者世帯、573万世帯は夫婦のみの世帯で、両者とも過去最多となり、両者の合計は1006万世帯と、調査開始後初めて1000万世帯を超え、全世帯中の21%を占める結果となりました。

収入面をみると、高齢者世帯の平均年収(2006年)は306万円にすぎず、全世帯平均年収の6割に満たないのが現状です。

また、介護方法の面では、主に事業者に依頼している世帯の割合は12%で、前回の調査(2004年)から2ポイント低下し、6割の世帯では、同居家族による介護がおこなわれていることが明らかになりました。

この中で介護する側が70歳以上である割合は34%で、前回調査から6ポイント上がり、70代の高齢者を介護している方の44%が70歳以上であることもわかりました。

今回の調査結果で判明した高齢者世帯の厳しい現状は、今後もより一層深刻化することでしょう。

「老老介護」の苦しみを少しでも軽減するために、厚労省がどのような改善策を講じていくのか、厳しく注視していく必要がありそうです。