高齢者介護施設などで利用されている日本生まれのアザラシ型ロボット「パロ」が、アメリカでも発売されることが決まりました。
「パロ」は、独立行政法人産業技術総合研究所(茨城県つくば市)で開発され、日本国内では、2005年から販売が開始されました。
体をなでたり、声を掛けたりすると、いろいろな反応を返してくれる「パロ」は、うつ病治療や認知症改善に一定の効果があるとされ、現在まで1000体以上が購入されています。
「パロ」の評価は海外でも高まっており、「世界で最もセラピー(癒やし)効果があるロボット」という見地から、英国のギネスブックにも認定されているほどです。
ヨーロッパの医療・福祉施設などでも「パロ」は好評を博しており、これまでは研究用に貸与されてきました。
「パロ」のアメリカでの販売は、ペンシルべニア州ピッツバーグで開催中の見本市「ロボビジネス2008」の会場で、米国ロボット工業会(RIA)を通じて正式発表されます。
「パロ」は、日本の先進的なロボット技術が介護福祉現場に生かされた好例として、今後も注目され続けることでしょう。